組み立てがぎこちなくてもパーツは性能を発揮する

パソコンを初めて自作する人は、自分の組み立て方がよくないせいで性能が落ちたらどうしようという心配をすることがあるかもしれません。実際のところ、不器用な人がパソコンを自作すると実際の性能よりも落ちてしまうということはあり得るのでしょうか。まず、そういった心配をする必要はほとんどないでしょう。たとえば、ハードディスクとマザーボードをケーブルでつなぐ際、つなぎ方が中途半端になってしまったとします。その場合、性能が落ちるのではなく、最初から動作しません。中途半端につないだから性能が半分になってしまうということはあり得ないのです。

グリスをうまく塗れない場合は問題が発生することも

ただ、一つだけ例外があります。それはCPUです。CPUクーラーとCPUをシリコングリスを挟んでうまくくっつけないと、CPUの温度があまり下がらず、夏場に性能を発揮できなくなる可能性はあります。シリコングリスは塗りすぎても駄目だし、塗らなすぎても駄目で、付け方に少しコツが必要になります。初心者だとその辺のさじ加減をうまく調整できないかもしれません。また、シリコングリスをうまく塗る行為は、パソコンを自作する人にとって自慢の種になる部分があり、実際、「自分が使っているCPUは夏場でも何度までしか上がらない」といった話をネットに書き込んでいる人も結構います。ただ、自分が作ったPCのCPUはもっと高温だと焦る必要はありません。

CPUを何度も取り外しているとピン折れにつながる

CPUをマザーボードに取りつけるときに注意しなければならないのは、ピン折れを発生させないことです。マザーボード側には金属製のピンがあり、CPUの裏面はピンを受けるために凹になっており、それぞれはめこむわけですが、取りつけと取り外しを繰り返していると、マザーボード側の突起が折れてしまうことがあるのです。たとえば、自分が取りつけたCPUの温度は高いのではないかと神経質になり、何度も外してはグリスを塗り直すという行為を続けているとピン折れになる可能性は上昇するでしょう。ピン折れするとCPUの動作不良につながり、ちょっと温度が高いという状態よりも遙かに悪い状態になってしまうので温度を気にしすぎない方がいいのです。

組み立てに多くの時間をかけた場合の注意点

手先が不器用で、組み立てに何日もかかってしまったという場合、一つ注意しなければならないのは基板のショートや静電気による故障でしょう。たとえば、冬場にセーターなどを着た状態で何度も端子に触った場合、静電気のせいで使えなくなってしまうことがあり得ますし、部屋の中でずっと組み立てしていて、ほこりなどが基板に付着し、それが湿気を含んで最終的にショートの原因になることも考えられます。

プリント基板設計とは、基板の形状や穴の大きさ、位置等を適切に決めて、電子部品が取り付けられるように設計することです。合わせて、回路図のとおりに接続され、正しく回路として動作が行われるようにします。